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2018-05-13
革漉き

アッパーに使う表革を漉いたところです。
革漉き機を使用して漉きました。
なぜトップラインと縫い割り部分を漉くかというと、元の厚みのまま作業をしてしまうと仕上がりがごつくなってしまうからです。

ですので革を折り返した時、縫い割ったと時に元の革に戻るように革を漉きます。
こうした工程を踏まえて製作することで、美しい靴へ一歩づつ近づいていくと思います。

こちらは裏革を漉いた画像です。
裏革の場合は肌に当たる部分ですので、段差がでないように漉くのが大切です。
もちろん革包丁でも漉くことができます。
ただし包丁研ぎがきちんとできている場合に限ります。
包丁の研ぎは難しく1人前に研げるようになるまで3年はかかるともいわれています。
ですが研げるようになってしまうと革包丁ほど便利な道具はないと思います。
次回は縫製作業についてです。

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