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2018-06-04
靴用ミシン

靴用のミシンの写真です。
ミシン用もバッグ用も立体形状の部分を縫うことがあるので、腕ミシンを使います。

生地と違い革の場合、ハリがありまた潰して無理やり縫うと小皺が寄ってしまうので、こうした立体のまま縫えるミシンを使うのだと思います。(それでも場合によっては無理をして縫わざるをえないこともありますが。)
靴用のミシンは18種ミシンといわれる機種で、ミシンの構造が通常のミシンとは逆になっています。
通常プーリーは右側についますが、18種は左側についています。
また押さえ金も曲線に強く、送りも良いローラー押えをつかうことが多いです。(平の押さえももちろんあります。)
このローラー押えも種類があり、より直線に強い大型のローラー押えと、小回りが効く小型のローラー押えがあります。
これは慣れてしまえばどっちを使っても同じだと思います。
私は18種のミシンに一番慣れているので、このミシンが使いやすく感じます。
他にも靴用のポストミシンなんてミシンもありますが、昔ながらの18種の方が縫製の自由度が高く感じますし、糸の締まりがよく、構造も単純で壊れにくいと思います。
まさに靴作りにおいて傑作機とよべるミシンだと使う度に実感しています。

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