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2018-06-11
Dress collection2

今回はイタリア製ベルベットで制作したドレスをご紹介致します。
斜めに凹凸が入ったこのベルベットは、ボルドーのグラデーションで程よい光沢が素敵です。
スチュアートアッシュでは現在、ファーストサンプルの縫製もデザイナー2人で行っております。


ベルベットは縫うのが難しいとよく言われますが、本当に難しかったです(笑)。
毛足が長いからか縫いずれが起こりやすい上、斜めに入ったラインをつなげなければならないというハイレベルな縫製でした。
柄合わせは縫製工場さんでも苦労すると言っておられますが、ベルベットの柄合わせは普通の生地の柄合わせ以上にカッティングの段階からとても気を使いました。
また、ベルベットは縫製の難しさからあまり切り替えを作らない方がよいとも言われてます。
しかし、このドレスはパネルラインを変形させた切り替え線で体に沿うシルエットを作りました。
洋服や靴、バッグなどのファッションのモノ作りは過去の先人の方々の努力と技術の蓄積から今が成り立っていると思います。
そうした「先人の知恵」を頂きながら、新しくチャレンジングなファッションを発表していけたらとスチュアートアッシュは考えいています。

 

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