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2018-05-15
組み立て

本日よりアッパーの組み立て編の始まりです。
まずは表革の折込代、縫い割り代、裏革のさらい代にゴムのりをハケで塗ります。
皮革製品では接着剤にゴムのりを多用します。

ゴムのりは両面塗布タイプの接着剤で塗ってから数分乾燥させたら、ハンマーやローラーで圧着するタイプの接着剤です。

少し飛びますが踏まず部分の縫い割りを縫製した後、テープを貼ります。
その後トップラインに伸び止めのアイデアルテープを貼ります。
パンプスの場合、履き口が大きいので伸び止めの芯材を貼っておかないと、次の釣り込みの工程の時に大きく歪んでしまいます。
それを防ぐ為にアイデアルテープを貼り、テープをガイドにして折り込んでいきます。

踵部の縫い割りは縫製後にウマと呼ばれる道具で縫い割り代を綺麗に割ります。
割った後にテープを貼ります。

表革と同様に裏革も縫い割ればアッパーの完成は目前です。
画像の表革と裏革が組み合わさって靴のアッパーになっています。
洋服の表地と裏地と同じような構造になっているのが画像でご確認頂けるかと思います。
ちょっと今日は疲れ気味でしたので少しはしょった説明になってしまいましたが、流れとしてはこのような感じです。

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