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2018-08-10
伸び止め

靴に限らずバッグの伸びて欲しくない部分には伸び止めの芯を入れます。
靴の場合だとトップライン、つまり履き口回りに芯を入れます。


これは釣り込みという作業の時に革を引っ張るのでその際に伸びないようにする為です。
アイデアルテープと呼ばれるテープを靴の場合では使用します。
バッグの場合は手紐や根革、ハンドルなど力がかかる部分に芯を入れます。
バッグの場合はナイロンテープを使うことが多いように思います。
どちらにしてもただ伸び止め芯を貼るだけでは役割は不十分ということです。
貼っただけではいずれ接着剤の効果が薄れて剥がれてしまいます。
伸び止め芯と革を一体化させなければ効果は十分に発揮されません。
ですので伸び止めの芯はミシンで縫製する必要があります。
こうすることで伸び止め芯と革が一体となり充分な効果が得られるようになります。
たった少しのことで大きく変わるのが物づくりの面白いところです。

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