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2018-06-15
ヒールといえば

ハイヒールなどに使用されるヒールはプラスチック製のものが殆どです。
ぶっつけと呼ばれる寸胴タイプのヒールはプラスチックのみで構成されていますが、ピンヒールなど細いタイプのヒールは折れないように金属の芯材が入っています。


大昔はこれらヒールも木材などで削って作っていたそうです。
細いヒールの場合は金属の芯材として五寸釘を打ち込んでいたとか。
これらヒールと靴をどのように固定するかというと原始的な方法で止めます。
釘を打つか、ネジを打つかです。
私の場合はネジと釘を併用して打ちます。
ヒールのセンター部分は木ねじで固定して、周囲に4から5本の釘を打ちこみます。
工場だと打ち込み機というヒールの釘打ち専用の機械があるのですが、私は手打ちです。
ピンヒールなどのヒールは細く安定しないので、とても打ちにくいです。
更に最近のヒールはプラスチックがやたら硬いような気がします。
正直に言って余計に打ち込みにくいです。
ここは頑張って釘打ちするしかないところです。
使用する釘はスクリュー釘と呼ばれる釘の芯の部分がスクリュー状になった釘、あるいはネジ釘と呼ばれる釘の芯の部分がネジのように溝が切ってある釘を使用します。
ネジ釘の方が打ち込みにくいのですが、抜けがたいので私はそちらを使用しています。
靴とヒールを固定するとても大切な工程なので、大変気を使うところです。

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