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2018-07-20
ハンドル

ハンドバッグなどのカブセ部分によく付いているハンドルのパーツです。
芯材とそれを巻く革の写真です。


芯材の成形から組み立てまで手間のかかる工程です。
私の場合はミシンで縫うので縫製時にはとても緊張します。
専用の押さえやら送り歯などがあるのでそれを使用するのですが、それでも失敗するリスクがあるからです。
革の場合、縫製ミスをすると糸を抜いても穴が残ってしまうので容易に縫い直すという訳にはいきません。
失敗したらもちろん初めからやり直しとなります。
ハンドル部分の縫製はミシンを落とす、裏側にミシンがかかっていないなどの縫製不良のリスクがあります。
ハンドルの芯が入っているのが原因で加工済みの押さえなどでも少なからず、縫製時に干渉を受けてしまうためです。
縫製時の緊張感はなかなかのものです。
バッグは直線縫いが多いので縫製が容易に見えますが、実際は高い縫製技術が要求されます。
縫製に関していえば、靴よりもバッグを縫う時の方がプレッシャーがかかります。

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